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「六甲ミーツ・アート2017」 アートを巡って秋を散策

毎年秋、六甲山で行われているのが、「六甲ミーツアート芸術散歩」というイベント。

六甲山のさまざまなスポットに、地形や景観を生かした芸術作品が展示され、その作品たちを散策して鑑賞するというアートイベント。今年は36組の作家による展示があり、休日にはワークショップなども開催されています。

山の中でアート散策という、非日常の楽しい時間。秋のお出かけにぴったりな「六甲ミーツアート」についてご紹介します。

関西の秋を代表する一大アートイベント

◆毎年違う六甲山が見られる

展示される作品は、招待作家さんによるものと公募展によるものがあります。

招待作家さんの中には、複数回参加されている作家さんもいるけど、作品は毎回違うもの。公募展の作品も含め、毎年全く違う作品が展示されます。

強烈に印象に残っていた作品も、次の年の展示では、その印象を払拭するパワーのある作品が出てきて、風景は一変。前回とは、また違った六甲山を楽しめるのも魅力。

公募作品は、グランプリ・準グランプリ・奨励賞などが選ばれるので、出展する側のアーティストさんたちにも楽しみなアートイベントです。

2017年は9/9(土)~11/23(木・祝)の日程で開催されています。

◆《六甲ミーツアート2017》の作品紹介

ブランルーチ(準グランプリ):楠井沙耶

あべちゃん、なんかついてるよ:さとうりさ

何でもない日おめでとう!:塩見真由

空を見てたら涙が出ちゃいました。:佐藤圭一

今回、一番気になっていたのはこちらの作品。時間がなくて結局見れなかったのですが、定時になると、台の下から餌が放出されて、鯉が集まって来るそうです。アイデアが面白すぎる!

鯉の鯉による鯉のためのロックンロール🎙🕺🎸THE KING of ROCK Koi.J
現代美術二等兵「KoiのRock’n’Roller」#六甲ミーツアート2017行ったよ pic.twitter.com/HD9vLVWyvD

— 【六甲山観光公式】オモろっこー (@omo_rokko) 2017年10月10日

◆散策に意気込みをプラスするスタンプラリー形式

有料4施設がお得に回れる鑑賞チケットには、公式周遊マップがついています(マップのみは100円で販売)。

作品のある場所のエリアごとの地図、移動や鑑賞の所要時間、ワークショップなどイベントの日程、バス・ケーブル時刻表、レストランなどの情報が満載。

最後のページに、作品の番号とスタンプが押せるようになっているページがあります。これは、作品を回ったらスタンプを押していく、スタンプラリー用。スタンプは展示場所の作品紹介プレートに下げて用意されています。

これがあることで、全部の作品を回りたくなる気持ちがぐん!とアップ。

マップを手に歩いている人たちの姿をたくさん見かけました。

◆全て回るなら丸1日、もしくは2日必要

スタンプラリーによって、全作品の鑑賞を目指したいところですが、8つのエリアに分けられた36の作品を回るには、なかなか時間がかかります。

マップに載っている鑑賞時間の目安は以下のとおり。数字の○内は作品番号です。

  1. 六甲ケーブル(①~③):約35分、プラス会場の展覧台(④):約35分
  2. 六甲山ホテル(⑤):約20分
  3. 六甲オルゴールミュージアム(⑥~⑪):約60分
  4. 六甲高山植物園(⑫~⑲):約50分
  5. 六甲カンツリーハウス(⑳~㉖):約70分
  6. 六甲ガーデンテラス・六甲枝垂れ(㉗~㉝):約50分
  7. 六甲有馬ロープウェー(㉞~㉟):約10分
  8. 六甲山牧場(㊱):約40分

鑑賞可能な時間もそれぞれ異なるので、移動や休憩の時間をいれたら、綿密に計画を立てないと、一日で回るのは難しそうです。

有料の4施設すべてが回れる鑑賞チケットは、会期中1回の入場が出来るので(利用当日は再入場可)、可能であれば、何日かに分けてチャレンジするとゆっくり回れていいかもしれません。

◆有料施設に入らなくても楽しめる

36つのうち、3分の1以上は無料でも見れます(外側から離れて見れるもの含む)。

他の目的で訪れていても、合わせて楽しめるのもミーツアートのよいところ。

実際私たち家族も、今回はミーツアート会場外のフィールドアスレチックにまず遊びに行き、渋滞とかなんやかんやで時間がなかったこともあり、六甲枝垂れのみ有料施設に入りました。あとは、無料で鑑賞できるところだけ回ったのですが、それでも十分に楽しめました。

六甲山フィールドアスレチックの記事はこちら

◆オリジナルグッズでお土産もばっちり

会場では、出展アーティストによる限定オリジナルグッズやアーティストグッズが販売されています。

マスキングテープや、Tシャツなど色々。ここでしか買えないオリジナルグッズは、お土産に最適ですね。

あと、アーティストグッズで気になったのは、今回の出展者一の有名どころ、中小企業スタイルのアート・ユニット「明和電機」。色々な芸術製品を発表していますが、ここでは、オルゴールミュージアムとコラボの「オリジナルケース入りオリジナル曲オルゴール」や、魚器シリーズプロダクトの「魚コード」USBバージョンが置いてありました。とにかく個性がすごい!

明和電機 魚器シリーズ USBケーブル posted with カエレバ キューブ Amazon

《明和電機ミーツアート2017の作品はこちら》

【六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017】
明和電機/ひっぱれ!六甲ケーブルカー
作者は六甲ケーブルに注目しました。昭和7年に開通し、戦前から観光客の足として親しまれています。巻き上げ機構を自動演奏楽器として使用し、作業員をムード歌謡グループに見立ててビデオ映像を制作しました。 pic.twitter.com/e4mEQOlhq9

— 【六甲山観光公式】オモろっこー (@omo_rokko) 2017年9月27日

《参考URL》明和電機-Maywa Denki-

snsなどでも作品を見れるけど、自然と一体になって展示された作品などは、やっぱり目で見るのが一番!六甲山での秋のアート散策、おすすめです。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2017

会期:2017/9/9(土)~11/23(木・祝)

会場:六甲ガーデンテラス・六甲枝垂れ・六甲山カンツリーハウス・六甲高山植物園・六甲オルゴールミュージアムなど

電話:078-891-0048(10:00~17:00)

料金:鑑賞チケット:大人(中学生以上)1,850円、小人(4歳~小学生)930円 全ての有料会場に入れます(自然体感展望台 六甲枝垂れ、六甲山カンツリーハウス、六甲高山植物園、六甲オルゴールミュージアム) 個々での入場も可(その場合は各施設の入場料)

アクセス:(電車)阪神御影駅/阪急六甲駅/JR六甲道駅より神戸市バス「六甲ゲーブル下駅」下車→六甲ケーブルで「六甲山上駅」下車→バスで各会場まで (車)神戸市内から約40分 大阪市内より約1時間

公式HP:六甲ミーツ・アート  芸術散歩2017

※情報は変更になる場合があります。お出かけの際は、事前にHPなどでご確認をお願いいたします。