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文系アラフォーの挑戦!ITパスポート受験体験記

文系主婦と名乗っているのにIT?ではありますが、ITパスポート試験を受けてきました。

働いている会社で自己開発目標の設定が必要だったことと、このブログを初めてから、ITやWEBの知識があったほうがいいなと実感していたことが受験のきっかけです。

結果は無事、合格

勉強開始~試験当日の様子まで、ITパスポート試験についての体験記を書きたいと思います。

ITパスポートって?

2009年より実施されている国家資格の情報処理技術者試験区分初級に位置付けされている資格。対象は情報技術(IT)を活用する社会人向けとなっています。

合格率は50%以上あり、前身の初級シスアドと比較して難易度は低くなっています。

ITが急速に進化している現代において、より多くの人がITに対する知識を得て活用できるよう、取得の門戸が広くなっています。

必要な前提知識

ITとあるから文系には敷居が高い印象でしたが、実際に勉強してみて思ったのは、ITパスポートの取得に文系・理系はあんまり関係なし!

必要なのは、記憶力と経験値。あとは読解力と簡単な計算の基礎力があれば、比較的取得しやすい資格だと思います。

おすすめ受験層

社会人の方にもおすすめですが、一番は学生さんにおすすめしたい資格です。

このITパスポートで学習した内容は、社会人にとって基本的な情報技術についての知識になるため、それを知っているかいないかで、実際に業務に就いた時、その仕事の理解度や取り組み方が全然変わってくると思います。

また、暗記分野もかなりあるので、これについても若い人のほうが、絶対に有利です。

◆年代別にプラスの面と、マイナス面についてまとめるとこんな感じ↓

 10~20代30代以上
・就職活動時、資格として記入できる
・経営やシステムなどの前提知識があることで、業務の意図を理解して仕事に取り組むことができる
・暗記に強い
・実践で培った知識があるため、実際の業務と照らし合わせたりと学習しやすい
・新たに得た知識を即実践できる
・座学メインとなるため、イメージがつかみにくく、覚えにくい
・未知の知識が多いため、覚える範囲が膨大
・学習時間がとれない
・記憶力の低下により、学習した内容が入ってこない

試験当日の様子

◇受験層

年齢層:20歳前後くらい~50歳代まで

男女比:男性6:女性4

受験開始時出席率:7~8割程度 その後遅刻者合わせて9割程度に

◇当日の流れ

試験開始を告げる監督者もおらず、時間になると自分でスタートボタンを押し、回答を始めます。

試験時間2時間。

終了時間までいなくても、終了したい場合は、ボタンを押すことで結果が算出され、合否がその場でわかります。確認したら、手を挙げて退出。

早い人は30~40分程度で退出する人もいました。

◇合否結果

終了時点で得点が計算されるので、その時点で合否は確認できますが、受験月の翌月中旬に正式に合格案内がきます。

学習方法

おすすめ学習法

ITパスポートは対策の情報量も多く、分かりやすい参考書もたくさん出ているので、費用をかけずに独学でも学習しやすいです。

私がやった勉強方法は、過去問を解く→参考書を読む→過去問を解くという流れでした。

まずは実際の試験にどんな問題が出るのか、知っておくことがポイント。

そして、ある程度、試験範囲の雰囲気が把握出来たら、情報の穴を参考書で埋めていくというやり方が効率的だと思います。

◆過去問を解くなら「ITパスポート過去問道場」

学習するにあたって、一番のおすすめはこれ、「ITパスポート過去問道場」。

試験回別、試験回ミックス、オリジナル問題集、分野別と、色々な設定でこれまでの試験全ての問題を無料で学習することが出来るサイトです。

ID登録して利用すると、回答した問題の正答率を分野別に表してくれるので、自分はどの分野が苦手なのかも把握することができます。

間違えた問題だけを復習できたり、後で見直したい問題にはチェックをつけたりもできるので、色々な活用方法があります。

ちなみに、私はこのサイトで1700問中1000問程度回答し、72.5%の正解率でした。

300問くらいまで、参考書で学習する前に解いて正解率が低かったのを考慮すると、本番でとった77%の正解率と、大体同じくらいの結果になっているのかなと思います。

◆おすすめの参考書

1.キタミ式イラストIT塾ITパスポート

イラストと手書きノート風で図解がわかりやすく、初心者にはかなりおすすめの1冊。私もITパスポート受験経験者の方にこの本を勧めてもらいました。

1つの項目についての説明が詳細なので、試験範囲の項目ごとの知識を効率的にインプットすることができます。

2.1回で受かる!ITパスポート合格テキスト

語句を覚えるのに特化している参考書で、文字を隠せる赤シート付きです。

試験では似た略字を並べて、説明文に対しどれが正しいか問う問題がよくあるので、システムなどの概要を理解した後のまとめや最終チェックとして使用するのに良い1冊だと思います。

受験結果データ

私の場合、「いつか」の受験では、いつまでも勉強しないだろうと、まずは受験申し込みをしてから学習を始めました。

他のサイトを参考にしたところ、学習時間の目安は30時間~100時間。

普段パソコンを使う仕事なのと、10月にある基本情報技術者試験の受験も視野に入れて、強硬かも?と思いつつ、約1か月後の日程で申し込んでみました。

その結果がこちら↓

試験日2018/6/30
学習期間約1か月(30時間程度)
結果合格(770/1000点)

結果としては…やはり十分勉強したとは到底思えず、試験時間を目いっぱい使って見直ししましたが、集計が終わるまで合格が出る自信なし。

結果は合格でしたが、達成感はあまりなく微妙な気持ちでした。もっと勉強していれば、確実に点数をあげれていたと思うので、日程には余裕を持つのがおすすめです!

まとめ

ITパスポートの取得難易度は高くありませんが、出題範囲が広く、多岐に渡っているため、短期学習で覚えるのはけっこう大変です。

社会人経験が長い分、1から覚える分野は少なかったと思いますが、それでも50時間位は必要だったかなという印象です。

最低でも、参考書を2回読む+過去問を十分に解くだけの時間は確保するのが良いでしょう。

さまざまな知識を効率よく取得できるので、これからの時代、ITを活用する立場として、特に、若い方にはおすすめの資格だと思います。

また、試験も各地で随時行われていて受験できる機会も多いので、取得を考えている人は、ぜひ気軽にチャレンジしてみてほしいです。

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