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井上涼の個展 at 兵庫県立美術館 びじゅチューン作者の魅力

NHK Eテレで放送されている『びじゅチューン!』でお馴染みの井上涼さん。優しく愛嬌のある絵と、妄想たっぷり・愛たっぷりの彼の感性に、私同様、ノックアウトされている人も多いのではないでしょうか!?

そんな井上涼さんについてと、兵庫県立美術館で開催されていた個展の模様を紹介します。

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絵・作曲・ヘタウマ歌唱力 才能ありすぎの井上涼

◆とにかくすごい人気!

色々なところで作品を見れる機会が増えてきた井上涼さん。彼の個展が兵庫県立美術館で行われるということで、先日、わくわくしながら観に行ってきました。期間終了間際のかけこみでぎりぎりセーフ。

この日は本人出演のクロージングイベントのミニコンサートもあるということで、予想以上のすごい人!

11時から配布された整理券は、10時半には300人以上が並ぶ大行列になっていました。すでに時遅しで、残念ながら見ることができなかったのですが、当初は80名定員だったミニコンサート。すごい人気ぶりです。

◆「忍者と県立ギョカイ女子高校」

個展の題名は「忍者と県立ギョカイ女子高校」。四角い部屋の3面を使って映し出される、10分ほどの映像インスタレーション。

忍者Bと忍者Cが、県立ギョカイ女子高校のコンサートを成功させる手助けをするというストーリー。3面の映像が連鎖しながら次々に展開します。

かわいいフォルムの忍者と、個性たっぷりのギョカイ女子たちの奮闘。その映像と歌となんだか深い言葉たちに包まれて、井上ワールドにどっぷり惹き込まれてしまいました。

家族連れもたくさんでしたが、どの子も夢中で鑑賞していた様子。うちの3歳の娘はストーリーの意味がわからなかったはずなのに、観終わって、もう1回見る!と退出を拒否。そのことからも作品の魅力が伝わります。

◆今を駆ける芸術家

私はNHK Eテレの世界の芸術作品を自作のアニメーションと歌で紹介する番組「びじゅチューン!」で彼の存在を知りました。

可愛らしいイラストに独特の発想と妄想が交わって、世界の芸術作品を強烈なインパクトともに知ることができます。作品の数もたくさんあって、どの映像もとても面白い。

すごいのは、作詞・作曲・歌・絵・編集・パフォーマンスの殆どを一人で行っている、その多岐に渡る才能。NHK出演にアイドルやミュージシャンとのコラボなど、活躍の場もさまざまです。

また、自身がゲイであることを公表していて、世の中とLGBTとの接点を作ることを目的とした「やる気あり美」というサイトの運営メンバーでもあるそう。

こういう積極的で活動力のある方が、異ジャンルとの垣根を超えた新しいアートの世界を作っていくんだなあ。本人は、すごく細身で穏やかそうで、自然体のゆる~い雰囲気なんだけど、時代を牽引しているアーティストだと思います

今回の個展も、兵庫県立美術館が毎年開催している「注目作家紹介プログラム〈チャンネル〉」での展示となっています。

どんどん活躍の場を広げている井上涼さん。これからますます目が離せません。

参考URL:井上涼オフィシャルサイト

NHK Eテレ びじゅチューン!公式サイト

 

こちらは私が持っているびじゅチューン!のDVD。太陽の塔や、姫路城など関西を代表するテーマの作品が入っていて、思わず買ってしまいました。

 

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また、今回の個展のように、兵庫県立美術館は特別展覧会以外にも面白いイベントがたくさん催されています。芸術の秋にぴったりのお出かけスポットです。

http://doramaps.com/odekake/hyogo-prefectural-museum-of-art