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《LINEスタンプ》作成の注意点や売上 あれこれ

3か月前に初めてLINEスタンプの販売を開始したのですが、今回8種類のスタンプを一気にリリースしました!その中で、前回はなかった「リジェクト」というものを経験。

また、先に販売したスタンプの方は、やっと送金申請できる売上になりました。

そこで、スタンプ販売で素人にちょろっと毛が生えた私が、実際に販売してみて感じたことや売上などについて、紹介したいと思います。

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LINEスタンプ販売について

まずは販売中のスタンプを紹介。

手書きで紙に描いたイラストを、スキャナで取り込んで、編集しています。

  • 2018/1/23 ドラマチコの広島弁
  • 2018/4/15 ドラマチコの五十音順シリーズ(行別に全8種類)

スタンプ作者URL:https://line.me/S/shop/sticker/author/316530

ドラマチコの「あ行」で始まる言葉

◆作成時の注意 リジェクト対象になるのはこれ!

審査の段階で、ガイドラインに即していないデザインは「リジェクト」として申請が差し戻されます。

私も、今回申請した8種類のスタンプのうち、2つがリジェクト対象になりました。リジェクトになったらもう販売できないというわけではありません。何が理由かもちゃんと教えてくれるので、該当箇所を修正して再申請を行えばOK。

どんなものがリジェクト対象になるか挙げてみたいと思います。

1.透過処理忘れ、色塗りもれ

恐らく、リジェクトになる理由はこれが一番多いのではないでしょうか。

どんな小さな箇所でもリジェクト対象になるようです。40個も作成する中で、1つくらいは抜けもありそうですよね。申請前にシミュレーターなどで入念に確認するのが最善です。

2.著作権侵害につながるもの

既存キャラクターや他クリエーター作品に酷似していないかなど、著作権に関しては厳しいチェックが行われているそうです。また、二次創作を許可しているキャラクターについても、販売は認められないとのこと。自分が一から作ったオリジナル作品のみが販売対象になります。

3.似ている画像が多く含まれる

デザインを使いまわして、文字だけ違うようなデザインは基本リジェクトの対象となるようです。だけど、販売中のスタンプを見ていると、フレームのように背景が固定されていて、言葉だけが違うようなスタンプも見かけるので、線引きは難しそうです。

4.ピクセル数が奇数になっている

スタンプの規定サイズは横370×縦320ピクセルです。

スタンプが半分にリサイズされるとき、奇数だとうまく表示できなくなるため、リジェクト対象となるようです。

余談ですが、私が初めてスタンプを作ったとき、縦と横のサイズを反対に作成して、審査用にデータをUPする段階で気づくという大失敗をしました。皆さまもデータサイズにはお気をつけください…。

5.赤十字や企業ロゴなど、既存の団体に結び付くもの

私はまさしくこれでひっかかりました。ナース風のデザインで帽子に赤い十字を描いていたのがリジェクト対象に。日常に浸透しすぎているためか、これ、けっこう多いみたいです。言われてみればそうだな、と納得。勉強になりました。

修正後がこちら。十字を消して、無地のナースキャップに。

6.性的な表現のもの

人間の裸を想起させるものは、例え少しであってもNGになるようです。私が引っ掛かった2つ目はこれ。頭を洗っているキャラの上半身が、オフショルを着て出る肩より少し下がある感じのイラストでしたがリジェクトになりました。

修正後がこちら。上半身を少し書き足して、水着風の服を着せました。

7.下品な内容・暴力的表現が含まれている

どんなにかわいいキャラクターでも、それが下品・暴力的な内容であればリジェクト対象に。受け取った人が不快にならないことを前提にスタンプ作りをすることが大切です。

他にも、「小さすぎるスタンプ」「誤字がある」など、リジェクトとなる理由はたくさんあるようです。

ガイドラインはこちら

◆審査期間はどのくらい?(2018年4月時点)

審査の段階は「審査待ち」「審査処理中」「審査中」「承認」の順にステータスが変わっていきます。

今回、いっぺんに8種類のスタンプ申請を行ったのですが、承認までにかかった時間は大体5日間。誤差は1~2日程度。申請番号順に審査が始まるでもなく、一番早く「審査処理中」になったけど、「審査中」に移行するのは遅かったなど、承認までの過程はまちまちでした。

審査待ち⇒審査処理中:1~2日

審査処理中⇒審査中:1~3日

審査中⇒承認:1日

こんな感じで最短で3日。リジェクトがあって、いったん戻ってきたものも含み、最長6日で承認になりました。

◆気になる売り上げは?

作成→申請→承認と手順を踏んで、めでたく販売開始となったスタンプ。気になるのは売上ですよね。

そこで、現在私が販売している9種類のスタンプの売り上げを紹介したいと思います。

※ラインコイン購入の場合の分配額は35%。50コイン(120円)で買ってもらえたものは約31円の売上となります。

(追記)2019年1月に絵文字を販売 それも含めた2019年6月末までの売上

ご覧のとおり、広島弁バージョンが奮闘!

広島弁は販売期間が長いこともありますが、ニッチなジャンルということもあってか、わりとコンスタントに売れています。

一方、一気に8種類リリースした五十音順シリーズは、月1個売れたり売れなかったりといった感じ。制作の労力と比べると、かなり残念な結果に。

また、この金額から源泉所得税が大体10%ほどひかれ、さらに振り込み送金手数料540円(LINE Pay使用の場合は無料)がかかります。

まとまった金額にしようと思うと、素人クリエーターにはなかなかのハードルの高さです。

そんな中、買っていただける方が一人でもいることには本当に感謝しかありません!

◆売上を伸ばすために必要なこと!

現在は、1日に販売開始になるスタンプも千単位だそう。そんな中、素人ラインクリエイターがスタンプを買ってもらうには?

わたしが実感として得たのは、これです!

1.販売前・直後のSNSを活用した宣伝が鍵

Instagramなんかを見ていても、人気クリエイターさんたちも皆さん、販売開始直後に宣伝記事をUPされています。そうすると、やっぱり連動して、人気上位にあがってきている!

まずフォロワーからの購入によって人気上位をキープし、上位にいることで多くの人の目にとまって、ますます購入されるという勝ち組のスパイラル。

逆に言うと、宣伝なしでスタンプの販売開始は、新着ページで上位に入れば一瞬は人の目に入る機会もあります。もともと知名度がなければ、すぐさま数多くの新着スタンプの波に押されて、光の届かない深海まで追いやられてしまうのです。

なので、特に素人クリエイターにとっては、スタートダッシュが何よりも重要。検索順位を上げるために、一つでも多く販売数を得る。そのために、インスタやツイッターでの宣伝は欠かせません。

2.ニッチなジャンルをねらえ

私が販売している広島弁は、少数ですが、コンスタントに売れています。

理由は間違いなくこれ。「広島弁」で検索すると、全く売れていない日のランキングでも150位くらいにいるから。購入しようとする人が検索でスクロールしたら、表示される範囲内だと思います。

一方、五十音順シリーズは一番売れたのが販売直後の「さ行」の5つ。こちらは「女性キャラ」のランキングで700位くらいでした。売上が1つになった2日後には2000位くらいに。こうなったら、クリエイター名で検索される以外、誰の目にも止まりません。

まとめると、ニッチなジャンルであれば、売れなくても検索上位にいる。ライバルも少ないので、気に入って購入してもらえるチャンスも多く、1つでも購入してもらえれば、また上位に浮上できる。

そこからファンをつければ、きっと他のスタンプの売上も伸びていくはず!

まとめ

LINEスタンプ作成から販売までのあれこれ、いかがだったでしょうか?

飽和状態と言われているスタンプ販売。人気クリエイターになるチャンスは0ではないけど、宣伝力と企画力がめちゃくちゃ大事なことを、実際に販売してみて感じました。

自分用に作っているなど、売上にこだわらない方もたくさんいると思います。私も、個人的には達成感もあり、けっこう満足しています。

だけど、やっぱり作ったからには売れて欲しいのが本音。

スタンプ作り自体とても楽しいので、まだまだ上を目指して、次回スタンプの構想も練っていこうと思っています。

広島弁や五十音順シリーズに興味がある方は、良かったらのぞいてみてください。

スタンプ作者URL:https://line.me/S/shop/sticker/author/316530

初めてスタンプを制作したとき、申請用のために書いた記事はこちら↓

初めて絵文字を制作したので、そちらの記事も追加しました↓