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『ゆとりですがなにか』純米吟醸純情編-後編あらすじ さらば、ゆとりたち

 

前編に引き続き、放映されました。純米吟醸純情編の後半!

今回で特別編は終了ですが、蒼井優ちゃんも登場し、新たなキャラ設定にまた面白さ増す展開となっていました。

前編のあらすじ・感想はこちら→『ゆとりですがなにか』純米吟醸純情編-前編

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《あらすじ》

教師を突然やめ、実家のある福島に帰省した山路(松阪桃李)。そこで、同級生の久美(蒼井優)と再会する。彼女はシングルマザーで、子供(未来:みく)に手をあげる彼氏と同棲していた。再開に運命を感じ、身の上話を聞いて同情してしまった山路は、駆け落ちすべく、久美と未来を連れ、東京に戻った。

一方、山路が学校を辞めたことを聞いた正和(岡田将生)は、自分が教職について暴言を吐いたせいだと思い、まりぶ(柳楽優弥)と共に福島へ向かう。しかし、山路はすでに、東京に戻った後だった。

 

《ドラマチック感想》

前編が終わった時点で、後編だけでどうストーリーを収束させるのかと思っていましたが、見事に収まりました。山路が久美に翻弄されたり、坂間酒造の売却が流れるっていう展開は、想定どおり。だけど、その中にクドカンらしい、笑いと涙あり、馬鹿らしくも心温まるドラマが織り込まれていました。

特に、山路を騙し?子供を預けて福島に戻っていた久美が吐露するシーン。蒼井優ちゃんは、もう、さすがの演技力!シングルマザーとして苦労を抱え、自分を卑下しつつ、不器用ながらも子供を大切に想う姿に見入ってしまいました。

茜が無事、妊娠をみんなに告げられたシーンも、ほんわかしました。実家売却に浮かれる坂間家は、妊娠のことを誰も気づかない。同居して家業を手伝い、家庭が社会という、描きようによっては修羅場な展開にもなりそうだったのに、重すぎず軽すぎず、最後はただ幸せなだけが残る演出でした。思いはしっかり伝わるのにドロドロせず、さらっとした演技。やっぱり安藤サクラさんは素晴らしいです。みんなに祝福されたときの茜の笑顔、めちゃかわいかった。

実家売却は免れ、気持ちを新たに新酒作りにかかる正和。傷心のため勢いで教職を辞めたけど、やっぱり学校と子どもが好きという気持ちを固め、復職した山路。嫁の言葉から新たな活路を見出し、中国へ留学を決めたまりぶ。3人は気持ちを新たに、またそれぞれの道をまい進することになりました。

最後に、にこにこしながらみんなと別れる正和。この役は岡田君にぴったりだったなー。

『天然コケッコー』で彼を知り、以降、その可愛さに、ぶれなくファンを続けている私。最近はいろんなところでよく見かけるので、人となりも何となくわかってきました。必要以上にずっこける部分と、落ち着いた真面目さと優しいところ。そんな感じが等身大だったんじゃないかと。

何となく、続編もありそうな雰囲気、感じましたよね??魅力的なゆとりたちの数年後、ぜひまた見たい!です。

 

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