2018年のミラノサローネ国際家具見本市も盛況で終わったようですが、この世界規模の見本市で、10年間日本の家具メーカーとして出展し続けているブランド「マルニ木工」。
しかも、一流ブランドのみが展示を許されるというホール16番に出展している、日本で唯一の企業です。
世界が認めたデザインと質。今一押しに魅力的な家具メーカー、「マルニ木工」とその家具について紹介したいと思います。
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マルニ木工って?
◆高度な木工加工技術と国際的なデザイン性の合わせ技
「マルニ木工」は広島に拠点を置く老舗家具ブランド。
創業は1928年。今年、創業90周年を迎えます。
曲木技術やカービング技術など、高度な木工加工技術による高級家具メーカーとして、その地位を確立。
しかし、IKEAやニトリといった安価でデザイン性にもすぐれた格安家具店の台頭により、家具販売のビジネスモデルが崩れ、売上が何十分の一にも低迷した時期もあったそうです。
そこから起死回生の一手。もともとあった曲木などの高い技術に、世界の定番を目指した普遍的で美しいデザインを融合させ、世界が認めるプロダクトを生み出しました。
その代表作と言っていいのが、2008年に発表されたHIROSHIMAアームチェア。
世界中のレストランやショップなどで使用されているこの椅子、2017年には、その座り心地とデザイン性から、アップル社が新社屋に置く椅子として採用。千単位の数を一気に購入したとのこと!規模がすごい!
このHIROSHIMAアームチェア。
座面を張座にすることもできて、たくさんの種類のファブリックからオリジナルを作ることができます。その中にはmina perhonen(ミナ ペルフォネン)のファブリックもあって、これがまためちゃくちゃかわいいんです!
◆デザイナー深澤直人
HIROSHIMAアームチェアをはじめ、現在のマルニ木工の主力製品の多くをデザインしているのは、日本を代表するプロダクトデザイナーの深澤直人さん。
深澤氏は、数々の有名なデザインを生み出しています。
例えば、auのインフォバー。私はこれが使いたくって、かつてauに電話を変えました。
また、無印良品の壁かけCDプレイヤーや、±0の加湿器なんかも深澤氏の作品。登場と共に誰もが、新しくてかっこいい!と思ったデザインばかりですよね。
そんな深澤氏をデザイナーに迎えたことが、マルニ木工として大きな転機となったそう。
「世界の定番を目指そう」。深澤氏が、山中社長に掛けた言葉です。
また、家具だけではなく、ミラノサローネ国際家具見本市では会場のプロデュースも手掛け、そのインパクトも話題となっているそうです。
広島から世界へ!
何といっても、こんな素敵な会社が広島にあることが嬉しい。
これから、どんどん世界の定番になっていってほしいです。
他にも素敵な家具がたくさんあるので、是非チェックしてみてください!
参考URL:マルニ木工 公式サイト