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兄が妹に読む絵本

子どもを4人とも東京大学に入れたことで有名な佐藤ママ。その佐藤ママのこんな記事を読んで、私はうろたえました。

「3歳までに童謡1万曲・絵本1万冊」

ま、ま、ま、まじですかっ!?

世の中、そんな超人お母さまがいるなんて!すごすぎる!

あと数か月で3歳を迎える娘。二人目で、手抜き育児が板についてきたこともあり、積極的な読み聞かせなるものを相当怠ってきた私、滝汗。

ま、まあ一万冊は無理にしても、やっぱり読み聞かせはもうちょっと、してあげないと。いや、ほんと心を入れ替えないと、だわ!

と、決意したものの・・・。なかなか。あはは。
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そんなとき、暇そうな人、発見。

母ひらめく。この暇そうな兄が、妹に読んだらいいんじゃない!?

8歳の長男は、典型的な小学生男子で、大のゲーム好き。あまりにゲームに熱中しすぎるので、あーだこーだの末「1時間ゲームをしたら、1時間本を読む。そしたら、また1時間ゲームが出来る」というルールが出来ました。

だけど平日は、1時間ゲームをした後に、1時間本を読んで、、というは時間的に無理。なので、最初の1時間ゲームをした後は、だらだらと時間を持て余してて。

そこで「妹に3冊、絵本を読んであげたら、30分ゲームが出来る」の変則ルールを提案。1時間本を読むことに比べたら、だいぶ省エネ!そのお得感につられ、兄、二つ返事にやってくれることに。

音読の宿題で毎日腕を磨いているためか、小学生兄、なかなかの良い読み手なんです。さらに音読は、脳の活性化にすごく良いそう。

これはいわゆる、ウィンウィンの関係ってやつ?と、思いつきに母ほくほく。

次の日、まだゲームをやりたい兄に、変則ルール発動。

その絵本選びでのやりとりを聞いていると…。

「妹ちゃん、この本にしようね、〇〇、面白いよー」とか「妹ちゃん、これはね、象さんが出てくるよ、こっちにしようか?」「ね、こっちにしよ?いいでしょ?」。

候補の中から、文字数の少ない絵本を選りすぐって、それはもう必死のパッチでおすすめしている。

でも、妹は兄の事情なんておかまいなし。こっち!と読んでほしい本(『アンパンマンを探せ』とか『こどもずかん』とか延々と遊べる本)を主張。

結局、牙城を崩せなかった兄は、ひたすら「アンパンマンどーこだ?」問答に付き合わされるのでした。

というか、これ読み聞かせともちょっと違うしような??
母の目論見も外れたけど、妹は大満足。兄もなんだかんだ楽しそうにしていました。