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恐竜ランド&極楽洞 和歌山でラビリンス体験

関西で、恐竜のテーマパークというと、USJが思いつきますよね。USJのジュラシックパークは間違いなく面白いんだけど、今回私がおすすめしたいのは和歌山県にある「恐竜ランド」です。

USJみたいに大々的な施設ではないけど、B級というかキッチュというか、小規模施設でしか出せないマニアックな魅力。

本当にこの先に、家族連れがくるようなテーマパークがあるの?と思うような細い山道を進み続け、きゅうに開けた森の中に現れる巨大な恐竜のジオラマ。

なぜここに?運営しているのは?と疑問がいっぱい。

そんな和歌山の面白スポット、「小原洞窟恐竜ランド」についてご紹介します。

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不思議な魅力の恐竜ランド

和歌山県かつらぎ町にある恐竜ランド。けっこうな山道をひたすら進み続けて、やっとの距離にあります。着いたときは本当にあったとちょっと感動。さっそく駐車場を止めて中へ。

◆立派な恐竜のジオラマたち

恐竜ランドの入口。立派な門と、奥には巨大なディプロドクス。

周りが山なだけに、けっこうリアルに見えます。

洞窟の入口。ここでヘルメットを着用。洞窟の中は、約12℃ほどで、夏は涼しく、冬は暖かい。春や秋に薄着で行くとかなり寒いので、上着があったほうがいいと思います。

順路を進んでいくと、色んな種類の恐竜のジオラマが。動いたり、鳴いたりする恐竜もいます。恐竜の展示の側にある卵は、スタンプラリーのスタンプ置き場。

恐竜のほかにも、「勾玉池」や「のぞきの滝」と名付けられた、洞窟の地形を生かした展示があります。洞窟内はけっこう広くて、大きな空洞から、かがんで歩かないと通れない狭い通路まで。まさに迷宮。

◆何やら雰囲気が変わって…

恐竜ランドを一周すると、天道への入口と書かれた案内が。そちらへ向かうと、現れるのは地下へ向かう通路。この先に進むの?と戸惑ってしまうけど、進みます。

何が現れるかドキドキしながら進むと、その先には閻魔大王が!地獄に落ちた人は、この人に裁きを受けるんだよ、と子供に説明。

罪の重さによって8つの裁きがあると説明書きがあって、この先は、それぞれの裁きの展示が続きます。そして、最後は極楽浄土のジオラマで展示は終了。

◆ただ恐竜と地獄を見るだけじゃない

洞窟内では恐竜のスタンプを集めるスタンプラリーや、ちょっとした景品がもらえるチャンスのクイズもあります。

他にも光る石のコーナーがあったり、鏡の前に立つと自分の姿が鬼に変わるミラーがあったりと、科学館的な要素も。

最終、何を見に来たのかよくわからくなるけど、とても楽しみながら回ることができました。

無事帰還。帰りに駐車場にて。

◆恐竜ランドはなぜできたか?

この恐竜ランドは、町おこしとして、昭和37年まで採掘がおこなわれていた鉱山跡を整備・再利用したものだそう。廃坑した鉱山を観光施設として活用しているのは、こちらと兵庫県の生野銀山だけだそうです。

入館料は大人900円、こども600円と少々お高い気もしますが、山奥という立地で、この内容を維持するためには、必要な金額なんだろうなと納得しました。ちゃんとお土産屋さんも営業していたし。

洞窟に、恐竜に、光る石に、地獄。これだけの異ジャンルが一挙に見れる場所なんてまずありません。運営しているのは、かつらぎ町でしょうか?大規模施設にはできないオリジナリティに、一見の価値あり!おすすめスポットです。

◆合わせておすすめ

我が家は、同じく和歌山で大好きな場所、みさと天文台と合わせて遊びに行きました。

天文台は夕方から夜に訪れるのがベストな遊び場なので、それまでの時間を過ごすのにちょうど良かったです。恐竜ランドから天文台は1時間ちょっとの距離です。

和歌山へお出かけ候補に、ぜひ挙げてみてください。

恐竜ランド&極楽洞
住所:〒643-0611 和歌山県伊都郡かつらぎ町花園梁瀬1020
電話:0737-26-0836
営業時間:午前9~午後5時
定休日:3月~9月末は無休、10月~2月末は木曜休み(祝日のぞく)
料金:大人900円 子供(3歳~中学生)600円
アクセス:(電車&バス)JR和歌山線笠田駅からかつらぎ町コミュニティバス「花園行き」で約1時間、(車)阪和自動車道-海南湯浅道路-吉備ICおりる
公式HP:恐竜ランド&極楽洞
※施設情報は変更になる場合があります。お出かけの際は、事前にHPなどでご確認をお願いいたします。